「終電無いならウチで飲み直さない?」こんなこと言わなければ良かったと強く思った朝方…後悔と共に膨れ上がる後輩男子の性欲…。今から数時間前、後輩男子とお酒を飲んでいた。終電を逃した後輩男子に優しさから自宅へ誘った。それが悪夢の始まりだった。酔いが回り寝落ちてしまった…目が覚めると状況が理解できない。裸で手を拘束されている…一瞬何が起きたか分からない状況…目の前にはニヤニヤと笑ってスマホで私の裸を撮影している後輩男子の姿が…そしてそこからは受け入れるしかなかった、数々の犯行を…。
https://faleno.jp/top/works/fsdss710/
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ゆっくりと堕ちていくエロス
なんとなく好意を持って余裕のリードをしていた後輩くんが豹変。異常な欲望に翻弄され屈服させられてしまう。後輩にじわじわとコントロールされるうちにじわじわと身体と気持ちが変化していく。この「じわじわ」のエロスがたまりません。
後輩に優しくでも容赦なくやられまくるもえちゃんがめちゃめちゃかわいいです。
◎目が覚めたら後輩に手を縛られ裸にされたもえちゃん。動画を撮影されながら犯されてしまう。
◎引き出しに隠してあったおもちゃを見つけられてそれを使ってイかされまくってしまう。
◎シャワールームで要求されフェラ
◎後輩がしてほしかったという奉仕をセクシーな下着をつけて。舐め奉仕からのセックス。いやだ、最 低と言いながらもイキまくってしまう。
◎朝目覚めて、機能を思い出して股間に手を伸ばしてしまうもえちゃん。それを見つけられてもう一度セックス。
という構成。
導入のコンパクトなすばらしさ
この作品でまず評価したいのが最初の導入です。
会社の先輩後輩の関係であること。もえちゃんが後輩に少なからぬ好意を持っていること。後輩がまじめで優しいキャラで通っていること。これが短い尺で一発でわかります。関係性と性格付けが余計な説明がなくてもすっと入ってくる。簡単なようで意外とモノローグで引っ張ったり説明的なセリフが増えたり、シーンを重ねてしまうものですが導入として非常に優秀だと感じました。
もえちゃんの好意が落差を作る
導入でも示されるもえちゃんの後輩への好意。とてもストレートでかわいらしいです。
終電を逃した後輩くんに「うち寄っていく?」と誘うのも仕方なくではなく家で飲もうという積極的なもの。家で飲み始めてからの「あおいくんならいいよ」と冗談めかしていうのも半分は本気でしょう。いい雰囲気ならやぶさかではない、という感じがとてもよく出ています。
これに対し、後輩は後輩らしくこれ以上のお酒を断ったり自分から積極的に口説いたりはせずまじめで優しい後輩モード。かわいらしい分、後との大きな落差を効果的に生み出しています。
後輩の豹変
生み出された落差の落ちた先にある後輩の豹変が、本作をとても魅力的にしています。
もえちゃんが酔って寝てしまう前と起きた後との断絶がすごい。全く最初の人格と脈絡のない、まったく話の通じないキャラがとても不穏です。加えて撮影することへの異常な執着も意味不明に差し込まれるので怖さが増します。前々から盗撮をコレクションしていることの告白があってようやくもえちゃんをターゲットにして映像を撮りためていたんだということを理解しますが、肉体的接触よりも撮影のほうが優先のようにも見える態度が最初にくるのはストレートにやりたいという欲望のほうがまだわかるというくらい。
一方で、豹変、脈絡がないといいながら、猛烈な違和感には襲われなかったのはおそらく男優さんのもつ空気感のおかげでしょう。もちろんそういうストーリーだからという前提で見ているのはありますが、それはそれとしても、まじめで優しそうなキャラと豹変後の異常なキャラが結果的になんとなくつながって見えるのがとても効果的です。
後輩の欲望とは
この歪んだ後輩の欲望がひとつのこの作品の鍵になっているわけですが、いったいこれはなんでしょうか。
後輩は「もえちゃんにあこがれていた」と口にします。それが本当なのかはわかりません。異常なコレクション癖を持っていた後輩がもえちゃんを好きになってしまい、好意とコレクション欲が結びついてしまったのでしょうか。
それとも異常なコレクション欲をとにかく満たしたい後輩がターゲットとしてもえちゃんを選んだだけなのか。つまり愛情表現としての異常行動なのか異常行動のターゲットがもえちゃんなのか。
他の女性のコレクションはしていないようなので前者と解釈するのかなとも思いますが、確証はありません。またそこまで設定されているかどうかもわかりません。しかしこのどうにも読めないところ、解釈に余白ができるところがとても好みです。
後輩の手管も良い
その読めなさは行動にも出ていて、もえちゃんの質問にはほぼ答えず自分の理屈だけ通していく感じがとてもサイコです。さらに次第にもえちゃんを言葉でコントロールしていきもえちゃんの秘めた欲望を引き出し誘導していく手際がいいです。
あくまで暴力的攻撃的にならず普通のトーンでサイコ。セックスで快感を得るというよりももえちゃんをコントロールして手中に収めることの快感が勝っているような気がします。コレクション=自分のものにするといったところでしょうか。
翻弄されていくもえちゃん
このよくわからない後輩の感じにもえちゃんが振り回され手懐けられていく感じにそそられます。嫌がりつつも後輩の思うように誘導されていく。
それは最初のパートで嫌がりながらも感じてイってしまうところから始まっているのかもしれません。延々とピストンされいったん間をおいて、今度は見つけられてしまったおもちゃでまたさんざんイかされてしまうもえちゃん。抵抗らしい抵抗もなく体が慣らされてしまいます。「秘めたM性」「快楽に弱い」という天使もえの基本属性がいかんなく発揮されていて、その姿に徐々に期待感が高まる展開です。
転機のシャワールーム
シャワールームでのフェラ。ここでも後輩は撮影を止めません。風呂場まで持ち込むのかよ、というのがねちっこい感じを際立たせています。
ひたすらしゃぶらされるもえちゃんですが、後輩があっさりイってしまうとええ?っていうなんともいえないリアクション。後輩が立ち去るとはしごを外されたような、物足りないような表情を浮かべます。これから当然のように挿れらると思ったのだろうなというのがわかるもえちゃんの表情。それはもうやられることを期待していたのと同じことですね。
このリアクションですでに後輩を求めるモードに転換したことが示されるわけですが、ここでさり気なく挟んでくるとは思ってなかったので意外性があってグッときました。
食事タイムの謎
後輩は面白がるようにもえちゃんを犯していきますが、決してもえちゃんを暴力的に扱ったり凌辱的な行為をするわけでなない。もえちゃんも口では嫌がり嫌悪するけれども強く抵抗したり逃げ出したりはしない。この何とも奇妙な関係を象徴するのが食事のシーン。
自宅で監禁した女に飯を作らせるというのならばまだAV的定番の展開ではありますが、なぜか後輩がさわやかにありものでパスタをふたり分作って出す。それをなぜかもえちゃんは一緒に座って食べるどころか「おいしい」といいます。ちょっとよくわかりません。
もはや罠にかけて無理やり犯す男と犯される女という関係ではなく、恋人、とまではいかなくてもちょっとしたセックスフレンドくらいには見えます。何とも言えない不思議なシーンで、なぜこれを挟んだのか意図を測りかねていますが、少なくともすでにもえちゃんがこの状況を受け入れているということはよくわかりました。とても興味深いシーンです。
後輩の変化
次のシーン。言われるままに乳首や股間のところがあいた赤い下着を嫌そうな表情を浮かべ恥ずかしそうに着るもえちゃんがとても色っぽいです。これからこれを着たままやられまくりますが、とてもとてもエロいです。そそります。
「先輩にご奉仕されるのが夢だったんですよ。やってくれませんか」と後輩。
さすがに拒否するかと思ったら「撮るのやめてくれたら」といいます。
「撮るの辞めてくれないとやだ」ともえちゃん。え、嫌なのはそこなの?という突っ込みを入れたくなりましたが、そうなんです。もはや嫌なのはそっちで、後輩のことは受け入れてしまっているしるしと受け止めました。
ここで後輩にも興味深い変化が訪れます。
さきほどまでなら、もえちゃんの言葉を聞いてるんだか聞いてないんだかわからないような態度で自分を押し通しているところですが、ここで初めてカメラをとめます。というかもえちゃん言うことを受け止めるばかりか言うことを聞きます。実に興味深い変化です。
もえちゃんがいとおしい
珍しくもえちゃんの要求を受け入れる後輩。そして、「ご奉仕って・・・」と戸惑う風に見せながらやる気満々のもえちゃん。
すでにもえちゃんはセックスしたくてしかたがない。でも自分からはそう切り出したくない。そうなると、いかに自分の発情をコントロールし「したい」と言わずに、でも後輩をセックスにもっていくかという思考にいつのまにかなっている。このある種の「誘い受け」のもえちゃんがなんともいとおしいです。
指示通り後輩の体にまたがるとペニスが股間にあたり興奮が隠し切れなくなる。
「変態過ぎ」と悪態を付きながらもキス。股間のペニスに感じてしまいながらキスを続けるのがエロいです。
次第にスイッチが入ってきているのは後輩には見え見え。すかさず体を優しくなでます。
もえちゃんがたまらず感じ、いわれるまま後輩の舌を吸う姿がめちゃくちゃかわいいです。
嫌々従ってではなくこれからのセックスのことを考えながら体中をなめていくのがそそる。「しょっぱい」といいながら素直に全身を舐めていくのはもはや期待感でしかありません。
でも、したいそぶりは見せたくない。これがやっぱりかわいいです。
ここのフェラが好き
このパートのでのフェラはゆっくりねっとりとしていてとても好みです。
口の中で舌を動かすようなフェラもいいですし裏側もきちんとなめるシーンもグッときます。
「おっきくなってきてる」といいながら深くまで咥えこみ、「はいんない」といいながら一生懸命上下に動かしてしゃぶるもえちゃん。ペニスが大きくなっていくことによる期待感のように映ります。
「お尻舐めてください」はさすがにいったん嫌がるリアクションがあるかと思いきや素直にしがたうのにゾクゾク。
「あんまり調子乗らないでよ」「最低」という言葉とは裏腹に素直に従うのが最初の先輩後輩の立場の逆転感が主従の感じが良く出ています。
またしても、え?
もえちゃんの期待感と願望を把握している後輩くんはここから優しくもてあそび始めます。
フェラの途中で「このままイっちゃおうかな」と切り出す後輩に、え?とリアクションするもえちゃん。そう、あのバスルームの時のえ?と同じえ?です。
「どうしたんですか。動き止まってますよ」と気づかないふりをして聞く後輩。
「別に。なんでもない」ともえちゃん。どことなくしゅんとしている態度が抱きしめたくなるほどかわいい。
と、後輩も同じように思ったのか、起き上がって冗談ですよともえちゃんにキス。
ちょっとからかったらしょんぼりした女の子をなだめるような、まるで恋人のようなやりとりです。
しかしなおも自分からはしたいとはいいたくないもえちゃん。
「ちゃんといれてあげますから」と言われても抵抗を示します。
「いれてほしくないんですか」「いれてほしくない」と押し問答しますが、キスされて股間をさわられて濡れているのを見つけられて。もうバレバレなわけです。バレバレなのにいやああと嫌がるもえちゃんがとてつもなくかわいらしいです。
なおもダメというもえちゃんに後輩はちょっと引いて見せます。
ダメというので「やめます」という後輩に「なんなの・・・」と不満そうなもえちゃん。
「知らない」といいますが、こっちが知りません。とってもめんどくさいです。このめんどくささがたまらなくいとおしくて構いたくなります。
こうなると後輩はあやすかのようなモード。あくまで優しく攻めていく後輩もいやらしいですし、それでグショグショに濡らされてしまいかわいらしい声で感じまくるもえちゃんもいやらしいです。
やさしく導かれる
後輩も焦らすためになかなか挿入にいきません。
「いれたくないんですか」と言われてもまだ「いれたくない」というもえちゃん。でもペニスを擦り付けられるとあっというまに我慢できなくなってきます。
「ちんこいれたらすっごい気持ちいですよ」と追い打ちをかけられると「わかったかから。いれればいいんでしょ」。
これです。とても長くかかりましたがようやくもえちゃん自身からペニスを挿入するという選択をしました。
後輩はこれを狙っていたに違いありません。じっくりと時間をかけてもえちゃんに選択させる。しかも嫌々ではなく本心では自分から望む形で。後輩がもえちゃんを手中にした瞬間と言えるかもしれません。
ここからの感じ具合がやばいです
入れただけでガクガクするもえちゃん。感じすぎて腰を動かせないとみると「腰動かしてほしいなあ。先輩動かないなら」と腰を動かしてあげます。
すると「動くから」とゆっくり自分で動かしてめちゃくちゃ感じるのがかわいい。
「先輩ばっかりいってる。気持ちよくしてください」にも「わかった」と応じるもえちゃん。素直に腰を上下させますが、やっぱり自分が気持ちよくなってすぐとまってしまう。
そこでまた突き上げられて感じてしまう。
後輩のいう通りご奉仕しようと一生懸命すればするほど自分に返ってきてしまうのがとても健気でかわいいです。
仕上がったもえちゃんがそそる
すっかり仕上がったもえちゃん。仕上がった後の対面座位がとってもいい。
突かれれば素直に感じて次は後ろからと言われれば素直に後ろを向く。
後輩に転がされている感じがたまりません。
休ませてというのに抜かれてしまうと自分の股間を触る。また入れられて抜かれると不満そう。「やすませてっていったでしょ」と言われると入れてと言わずに「変な感じなの」
入れる。いやという。止められる。不満。「ひどいよ。なんでこんなひどいこと」。
入れて止める。痙攣するもえちゃん。「なんでとめるの」「なんでこんなことするの」
正常位にかえてペニスをすりつけるがなかなか入れないと悶えるもえちゃん。やっと入れるとそしていれると「だめ」。後輩がやめようとすると離さないように思わず手を伸ばしてしまう。「わかんない」。
やりたい癖にぜったい自分からは仕掛けない。体は仕上がっているでも嫌だという体は崩さない。書いているだけで面倒な子です。
いや、そもそもの発端はむりやり後輩が襲っているわけですからもえちゃんのいやも抵抗も当然なわけです。でも見ていてこういう気持ちになるのは、もえちゃんがあからさまにやりたい感が出ているのに堕ちないところにあります。本当は悪いことをしている後輩に肩入れして、もっともえちゃんを翻弄して転がしてほしいと思ってしまう。
とここまで来て思うわけです。堕ちそうで堕ちない、堕ちてるんだけど素直に認めないというモードがとても効果的に機能しているということを。
カタルシス
そうか、いま自分はもえちゃんの墜ちを見たいんだということを自覚したころ、
後輩はもえちゃんの望み通り激しくピストン。
思い切り気持ちよさそう。特に正常位の態勢で腰を高く浮かせられてガンガン突かれる姿が良い。思い切りピストンに集中して感じるもえちゃんの姿に、ようやくこうなったか、と不思議なカタルシスを得たのでした。
まさかの思い出し…
いつの間にか眠り、もえちゃんは目を覚まします。そして隣で眠っている後輩を見て、思い出したのか股間をまさぐりオナニーをはじめます。
後輩の見ていなければ欲望に素直になる。ここが最高にエロかったです。
見ていないので素直になってしまうもえちゃんですが、後輩は目を覚ましていてしっかり見られてしまう。これは恥辱ですが、後輩はあざけったりからかったりすることなく、足りなかった?と乗り気になります。まるでこのことを見越していたかのような余裕ぶり。
もえちゃんの前にペニスを出す後輩。咥えたいけど咥えるわけにはいかない。咥えたらどうなってしまうんだろうを躊躇する顔がとてもとてもエロいです。
困って泣きそうな顔をしているけどペニスからは目を離さない。そして唇を少し開けて咥えに行きそうになる。でも我慢する。この静かだけど欲望を感じる表情の演技に痺れました。
押さえきれない欲望とのはざまで躊躇するもえちゃん。
そこで後輩は「じゃあスッキリさせてくださいよ。先輩のせいでこうなったんだから」。
「私の・・・せい」とうつろに言うもえちゃん。
ゆっくりとペニスに唇を近づけて下側から口をつけていく表情。そして咥えるのを待ちかねたかのように愛おしむように優しく舐めて咥えていくのがたまりせん。そして欲望に負けて咥えてしまった自分を恥ずかしかるような表情がとてもかわいい。
と思ったところで「先輩かわいいな」と後輩のひとこと。気が合う奴です。
優しくキスしていく後輩はやはり恋人を扱うよう。後輩もさっきよりもより気持ちが入っているキス柔らかくて好きですね。もえちゃんがキスであったまり、後輩のペニスが大きくなっていくことでだんたんまた暖まっていくのがわかります。
ねっとりとフェラしながら自分から股間をまさぐるもえちゃん。完全に次のセックスへの準備モードに入っていますが、指摘されると違うのと否定。相変わらずめんどくさくてかわいいです。否定しつつ、フェラしながらどんどん高まっていくのがいいですね。
後輩はもえちゃんに「先輩に全身舐めてほしいなあ」「先輩に(ペニスを)舐めてほしい」と「お願い」します。攻める時も「先輩のを舐めたいなあ」「僕が舐めたいんです」とあえて言います。なおも躊躇が入らざるを得ないもえちゃんに対してもえちゃんの意思ではなく命令に仕方なく応じるといういいわけを作ってあげるという意図を感じます。
そしてもえちゃんはそれに従う。自分の欲望に従ってしまえば最悪の変態の後輩に自ら奉仕することになる。命令に従えば、最悪の変態の後輩の言いなりになってしまうことになる。そして結果的には、後輩に命令に従うことでもえちゃんは自分の欲望を満たしてもらうことになってしまうという完全に制圧された状態になってしまうわけです。このあたりの心理的な追い込みの巧みさともえちゃんの気持ちの揺らぎがとてもそそります。
とはいえ初めから答えは決まっているわけです。後輩の寝顔見るだけで思い出してオナニーしてしまうようなら選択肢などあるわけがありません。このトータルが描写が「堕ちたといわずに堕ちを表現することになっていて、とても刺さりました。
3度目の、え?
ペニスをヴァギナに擦り付けるだけでビクビク痙攣するもえちゃん。かわいいです。
ぐっといれられると動いちゃダメと懇願します。すると後輩は「入れるのやめましょう」とすっと抜きます。
股間を押さえながら身をよじるもえちゃん。「どうしてほしいんですか」と聞かれてもイヤイヤ状態です。
それでも後輩はやさしく入れてあげます。ゆっくりと動かすとあっさりイってしまうのがかわいらしいです。
ここからか、と思うと後輩はそのまま激しくピストンしてあっさり射精してしまう。
え?という意外なリアクションから「もっ・・・」と思わず言いかけてしまいます。そこはやめられても股間を押さえるのはやめられません。
「すっきりした」「終わりましたよ」と声をかける後輩。もしかして満足できませんでした?ときくと「違う」。「今ので満足できました?」「違う」とまたしても繰り返すもえちゃん。そんな後輩に、「先輩こっち向いて」と乳首をつねりながら「今ので満足しました?」と強めに言います。
ようやく首を振るもえちゃん。後輩は「先輩の顔見てたらいれたくなっちゃった」と今度はバックから挿入。「どうせまたするんでしょ。勝手にすればいいじゃない」とまた強気な発言しつつも素直にバックのスタイルになりますが、後輩は入れずにずらします。
「早くすればいいじゃん」とまだ素直じゃありません。でも後輩に入れられるとかわいく感じます。ダメ、違うといいながらフラフラになって感じてイキまくります。
本当にめんどくさい。かわいくて仕方ありません。そんなもえちゃんを後輩は「これ気持ちいですねえ」といいながらきっちり攻めてイかせます。話のわかる奴です。
真逆の景色が見えてくる
もともとはもえちゃんを拘束して脅して無理やりいうことを聞かせるということから始まったはずですが、このパートを見ていると、本当は思い切りセックスしたいんだけど自分の気持ちにどうしても素直になれない女の子を傷つけないように上手に言葉とテクニックで誘導してあげてる男の子、に思えてきます。実はそれが裏テーマなのではと思うくらいです。
これはもえちゃんが絶対に自分からしたい入れたいと言わないという設定を貫いたからこその味わいです。してほしいのに直接言えない、いやだという前提は崩してはいけないという制約の中でどう堕ちを表現するのかというお題に対するもえちゃんの答えはなんとも健気でかわいらしいものになりました。
一方の後輩の設定も光りました。もえちゃんが絶対に自分からしたい入れたいといわないのと同じくらいのレベルで、もえちゃんに「入れてと言え」「してくださいと言え」と命令するようなことは言わない設定です。では自分を嫌だという態度を崩さないもえちゃんにいかに強要せずにいうことを聞いてもらうかというお題の結果は、もえちゃんのいう変態で最低の後輩というより、優しい恋人のようでした。
無理やりものを見ているはずなのにツンデレの入ったいちゃラブを見ているよう。この感覚が非常に面白かったです。
ラストシーンが刺さりました
ラストシーン。いつものように並んで仕事をするふたり。軽く会話を交わしもする。後輩はスマホを見ながらもえちゃんに「先輩。ここの真ん中もう少しわかりやすいほうがいいんじゃないですか」と後輩。スマホの画面には仕込まれたカメラにはもえちゃんのスカートの中が映っています。
ゆっくりと脚をひらくもえちゃん。何も履いていません。「こんなかんじ?」「もっとです。ちょっもえちゃん。「こう?」「いいじゃないですか」と満足そうに画面に見入る後輩。困っているのか、恥ずかしいのか、それとも興奮しているのか。何とも言えない、でもとても色気のある表情のもえちゃんで終わります。
絡みでわかりやすくいいなりになりますと堕ちを表現せずにラストシーンで言葉で語らず完堕ちを表現する。いいラストでした。ここで説明的なセリフやモノローグをつけずに頑張った制作陣に拍手を送りたいと思います。
導入とエンドで説明のための言葉をなるべく省いて情景と演技で表現したことでとても締まった作品になったと思います。
一種の恋愛関係にも見えるふたり
本作は表から見れば、もえちゃんが異常な欲望の持ち主である後輩に罠にかけられて、いいいようにされてしまうというストーリーで、そのやられっぷりが見どころです。
一方で、もえちゃんも動画を撮られているという弱みはありつつも抵抗や犯行がいかにも弱いことや、後輩も暴力的なことしないし過度に卑猥な行為も命令しないし言葉で攻めたりしません。
この状況をどう解釈すればよいだろうと思う時に思い浮かんだのが、非常に歪んだ形ではありますが一種の恋愛関係が成立しているという補助線です。
後輩は確かに歪んでしまっているがもえちゃんを自分のものにしたいだけで壊したいわけではない。もえちゃんは最低の変態と明らかになってショックを受けつつも、これまでの日々で積み重ねてきた行為の感情を捨てきれず自分がいま味わっている快感も捨てきれなくなってしまっている。
この互いに相いれないはずの感情の要素が入り混じって一種の恋愛関係、恋愛関係というのがこの場合に使うには倫理的に危ういのであれば互恵的関係ともいうべき状況が生まれているといえるのではないでしょうか。
説明を排することで生まれるゾクゾク
ラストシーンの最後のもえちゃんの表情からは嫌がっているのか自らの状況に欲情しているのかすぐには読み取れません。しかし読み取れないということ自体がもえちゃんの微妙な感情を表していて、もしかしてこの恥ずかしい状況に興奮しているのでないかという余韻が生まれてとてつもなくそそります。
これを言葉で説明してしまえばとたんに「あるある」な感じが増してしまいます。あるあるが悪いというわけではありません。定番の安心感があるのは確かで、それが効果的な場合はたくさんあります。しかし、きちんと映像と演技で表現することで生まれるゾクゾクする感じには代えがたい。今回はそれがとてもうまくいっていると思います。
いまどういう気持ちなのかを言葉では説明されない分もえちゃんの表情を追っていくと、しだいにその顔つきの変化に引き込まれ、そのままやられまくってイキまくるもえちゃんの表情にくぎ付けになっていく。そんな導線が意図してか意図せずか生まれています。派手なプレイや過激な淫語抜きで心からゾクゾクさせてくれる作品です。
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