頭はセックスのことだけ、を全身で表現
vol.1でゆっくり解して開いたもえちゃんのリアルに1か月溜まった性欲。前半のドキュメントスタイルとは打って変わって「ザ・AV」の世界にもえちゃんが入り込み、その性欲を監督さん男優さんそしてもえちゃん自身も一緒になって大事に大事に味わいつくす後編のvol.2です。
もうセックスのことしか考えられない、ということを全身で表現するもえちゃんに興奮しっぱなしです。
世界観が変わっていく
vol.1でローターを入れられたまま部屋の外に出たもえちゃん。スイッチを入れられるたびに感じてしまい、恥ずかしそうな笑顔を浮かべます。
そして次の部屋へ。2人目の男優さんと出会います。
ローターが入っていることを告げられ、まさぐっていく男優さん。
もえちゃんがここに来る前にセックスしてきたというと、「じゃあもういいじゃない」と突き放します。
なおもセックスしたいと懇願するもえちゃんに「変態」「まだ足りないの」と囁きます。
男優さんの口調はvol.1の男優さんの普段の話し方とは違うドラマもののAVの中のセリフのトーン。次第にリアルなドキュメントの雰囲気からAVの世界の演技の雰囲気が色濃くなっていきます。
まるであやすように
ペニスを触ろうとするもえちゃんを「触るんだったら何もしてあげないよ」と優しく制止する男優さん。「触るの我慢できる」とこれも優しく言うともえちゃんがかわいらしくうなずきます。「いい子だねえ」とキスします。
まるで小さな子をあやすかのような口調です。それに合わせるように、もえちゃんのリアクションも小さな子に戻ったような幼げな感じになります。
「おまんこにおちんちんいれてほしくてきました」と言わされるもえちゃん。いきなり入れればいいのと問われてうなずきます。
しかし男優さんは「それじゃ面白くないよ」とひとこと。まだ焦らしにかかります。
「我慢できないよお」と言うもえちゃんがやはり子どものようです。
その後、さらにおちんちんいれてとお願いするもえちゃんですが、男優さんはやさしくやさしくタオルで後述するプレイ中に体についたオイルをふき取ります。これがまだ子どもの体をふくようなイメージ。
このあとも男優さんが子どもにいうように問いかけもえちゃんが子どものように受け答えするシーンが繰り返されます。その一方で表情も仕草も大人の淫らさが全開。そのギャップにやられてしまいます。
子どものようになるということ
子どものようになるというのは、幼児退行というか、一種の理性をなくした状態の表現ともいえます。その状態にセックスがしたくてもはや言いなりになっているもえちゃんを男優さんが誘っていくことで、これから演技をするためではなく「素の天使もえ」が性欲を解放するためにAV的セックスの世界に入り込む瞬間を見ているかのような気持ちになりました。
成熟した美女が蕩けるような表情になり、子供のような甘え方でセックスをねだるというのは、2次元のような非日常感。とても興奮します。一種のトランス状態になって男のいわれるままにふるまう。とにかくセックスしたい、セックスのことしか頭にない、という表現として秀逸だと思いました。
ドキュメントと演技のあいだに
このパートの演出プランが初めから子供をあやすように従わせていって攻めていくというものだったのかはとても興味があります。
ノーマルに攻めていっても成立するパートですが、じれて悶えるもえちゃんがあまりにかわいく甘えた感じだったので、そういうトーンだったのか。この男優さんがこういう形の攻めを得意とする方だったのか。一方のもえちゃんは具体的なプランがあったのか、男優さんのセリフの様子や前半とは雰囲気が変わったのを察知して、それに合うように自分も雰囲気を合わせていったのか。
実際のところはわかりませんが個人的にはとてもインパクトのあるシーンに仕上がっていて、成功していると思います。
天使さんではなかなか見られないシーンも
このパートの中で出現する鴨居を使って両腕と片足を縛られて吊るされるシーンは最近の作品ではないテイストなのでとても新鮮でエロティックです。オイルを塗られ、おもちゃで攻められて体をくねらせながら、何度も寸止めされるもえちゃん。懇願してイクシーンは興奮度がとても高いです。
さらに「異世界」へ
「友達」が来てるからお友達も参加して楽しもう、とまたもやもえちゃんは挿入のお預け。さらに部屋を移動するのですが、もう前半のように恥ずかしそうに笑顔を浮かべながら移動する様子とは全く違い、トロトロに蕩けた表情。作品の中の世界の雰囲気が変わったのが実感できるシーンです。
次の部屋に行くと待ち構えているのが「お友達」。男優ふたりが会話をはじめますが、完全にお芝居のセリフのやりとり。ドキュメント風の世界観から完全に設定ありの演技の世界へ移行したことが示されます。
ふたたびドキュメントと演技のあいだに
この作品は最初は「素の天使もえ」としての「素のやりとり」から始まっています。そのもえちゃんから禁欲が明かされているので、我々にはそれが実際にため込んだリアルな性欲として受け入れているわけです。そしてvol.1での絡みはあくまでそのドキュメントタッチの「素」の延長線上として見ました。
しかし、ここからはその「生身の性欲」抱えたもえちゃんがそのまま完全に設定ありのAV世界に投げ入れられたように感じます。
いわば、同じ日の同じテンションで同じ舞台で「ドキュメント」と「設定ありお芝居」の二つの異なる位相の絡みが見られるわけで、それが同じなのか違うのか、「リアル」(カギカッコつきのリアル)と演技の境目のようなものが見えるのか、それとも前者と後者の「演技の使い分け」なのか、興味が尽きない展開で何度見ても見飽きません。
挿入にたどり着くまで 淫らさが頂点に
もちろんここでももえちゃんは焦らしに焦らされるのですが、この挿入にいたるまでの焦らされ具合が、これまでにもまして淫らでそそります。そのなかでも3つのシーンがおすすめです。
おすすめ1 酒の口移し
飲んでいる「友達」に酒を勧められるもえちゃん。淫らに開いた口がそそります。「友達」から口移しに飲まされ、そのまま長めのキス。さらに「返杯は?」と促されて自分の口に酒を含んで「友達」に口移しで飲ませてそのままキス。自分からぐっと男の肩を引き寄せてより深くキスをしていく姿がたまりません。
浴衣をきたままですが、トロトロになった表情や仕草から醸し出される色気がすごいです。
おすすめ2 距離の離れたWフェラ
口移しの流れでフェラをするもえちゃん。「友達」はそのまま飲み続けますが、もえちゃんは一心不乱にペニスを咥えにかかります。ここから、部屋まで連れてきた男優さんが少し離れたところで自分にもフェラを求めます。
2つめのおすすめはここからの男2人のダブルフェラのシーン。2人が少し離れたところにポジションをとることで、もえちゃんは2人の間を四つん這いで移動して交互にフェラすることになります。ペニスに向かって口をあけながら這っていき、咥えこんでいくもえちゃんはとてつもなく淫ら。ここも言われるがままにフェラさせられるけど、もうセックスのことしか頭にない、という表現としてとてもそそりました。
おすすめ3 抱えあげられてからの潮吹き
とにかく挿入してほしくて、男たちが命ずるままにいろんなことをさせられるもえちゃん。 両足を抱えたまま持ち上げられて、潮を吹かされるシーンが3番目のおすすめです。
完全に仕上がってしまっているもえちゃん、もっとしてとおねだりします。いつもより多く出てくる潮。下から撮っているカメラに大量にかかります。どうなってる?と聞かれて「びしょびしょにしちゃったあ」とまた子供のように舌足らずにかわいく答えるもえちゃん。このギャップの流れ、何度来てもグッときます。
もえちゃんがイクことだけにこだわった絡みが熱い
お預けされまくったもえちゃんがようやく挿入を迎えます。徹底したバックでの攻め、立ちバックが美しいです。時間もほとんどたたずにイってしまうのがとてもかわいいです。交互にとことん後ろから攻められ、うわごとのように嬌声を口にしながら連続でイク姿にああこれをもえちゃんは待ってたんだなと感じます。
とことんもえちゃんがイクことだけにこだわって付きまくる男優さん2人。「まだしたい。まだできる?」と何度も求めるもえちゃん。いかに溜まった欲望を開放するかを共同作業のように進めていくような熱い展開を感じました。
この連続バックのシーンの最後、もえちゃんが鴨居にぶら下がるように手をかけたままのバックはおすすめです。脇全開で体のラインが奇麗に出ているし、ちょっと拘束感もあり、とてもいいシーンです。横からのアングルもほしかったですね。
バックの後はもえちゃんが選んだ気持ちいい体位も交えながらラストスパートへ。背面騎乗位で、自ら腰を振る姿はほんとうに気持ちよさそう。「これ好き」といいながら背面騎乗位から体を背中側に倒して深く差していくのは、本当に気持ち良くて選んだ体位なんだなというのが感じられてとても納得感があります。
それを見て取って、男優さんがこの体位のまま激しくピストン。もえちゃんから漏れた「死んじゃう。死んじゃう」という声が真に迫ります。
おまんこにおちんぽいれてとなおも求めるもえちゃん。正常位で激しく突かれまくります。ここで男優さんがフィニッシュ。
終わったのかなと一息ついたようなもえちゃんですが、もうひとりが再び挿入。思わず「うそ。まだ?」ここはまさに作られていない「追撃ピストン」という感じでとてもリアリティがありました。
最後の満ち足りた笑顔が最高です
最後のフィニッシュ。疲労困憊のもえちゃんには頑張ったね、と声をかけてあげたくなります。
監督さんに感想を問われたもえちゃんは「エッチは当分いいかな」「おなか一杯」。満ちたりたような笑顔がキラキラできゅんときます。「よかったね」と声をかけてあげたくなるような。
続く「でもまたしたくなっちゃった」のひとことは、もえちゃんらしい、サービス精神の表れと受け止めました。
S?M?その答えは
そう、サービス精神なのです。求められるものをもえちゃんらしい解釈と対応力で、めいいっぱい表現する。それこそがもえちゃんの大きな魅力です。
なので監督さんの最後の問い「Sですか?Mですか?」と問いに「やっぱりMかも」と答えたもえちゃんですが、本当に答えるとするならば「サディズム」の「S」でもなく「マゾヒズム」の「M」でもなく「サービス」の「S」なのだと思います。
徹底的に攻めていく「Sとしてのサービス精神」でもあるし、とことん奉仕していく「Mとしてのサービス精神」、どちらももえちゃんの持ち味。
攻められる役も攻める役も変幻自在。もちろん、ほんとうの奥底にはどちらかの傾向が隠れているのかもしれません。しかしそれ以上にもえちゃん全体を表すのが「サービス精神」だと思います。
何度も見たくなる懐と人間味
今回の作品は「素の天使もえ」から入って「作品世界の天使もえ」になり、最後にまた「素の天使もえ」に戻ってきました。
それぞれのシーンがそれぞれ素の言葉なのか演技としての言葉なのかに思いを馳せているうちに、それらがとても自然につながっていることに気が付きます。そのことで、もえちゃんの女優としての振り幅の大きさ、懐の深さを改めて感じました。
もえちゃんの人間味を感じながら前半と後半でまったくテイストの異なるエロティックな姿が楽しむことができる、何度も見たくなるシーンがもりだくさんの秀作です。
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