快楽漬け温泉旅行 天使もえ Vol.1 レビュー

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ゆるゆるのようでスパイス効いてます

のんびりまったりロケものバラエティのようなノリと禁欲解放の期待感でニコニコのもえちゃんの表情。この表向きの雰囲気の裏に命令と服従、調教、羞恥、痴女、淫語といったスパイスが。じわじわと効いてきますのでぜひ堪能してほしいです。伏線と裏に潜んだテーマを読み解いて意識すればするほど淫らさの味わいが増してきます。

今回のvol1は、出会いから撮影場所へ→男優さんを出迎えていきなりフェラ→再び男優さんを温泉で迎えての絡みというシンプルな構成。時間も55分なのでぜひ飛ばさずトータルで見て「表と裏」を楽しんでほしいと思います。

もえちゃんの笑顔の意味

今回のテーマは「1か月の禁欲」。もえちゃんがその溜まってしまった性欲をどう表現するか、というのがひとつのポイントになります。最初からエロエロ全開がっつきモードなのか、じっとムラムラを我慢して耐えるモードなのか。

もえちゃんのその答えは「笑顔」。出会ったときからとてもニコニコしてとにかく嬉しそうな表情。こちらもつられて笑いそうになるくらいです。「これからセックスができる」っていう期待感が全身からにじみ出ているよう。「早くして」というわかりやすい淫乱モードではないのにそのにじみ出るウキウキ感からくる色気がとてももえちゃんらしいし、とてもかわいらしい色気です。

この笑顔のトーン、全編を通じて貫かれているので、とても明るく楽しい雰囲気に仕上がっているのもこの作品の魅力のひとつです。

女性の性欲の捕まえ方としての禁欲解放 

ところで、1か月禁欲を作品のテーマとして表現する意味とはなんでしょうか。

個人的には女性の性欲をできるだけ男性が自然に受け止めるための手法だと考えています。男性とは成り立ちが違う女性の性欲って男と同じ感じなのかそれとも違うのかって本当のところがわからない。したがって作品の中で性欲が強いです性欲モンスターです、といわれてもどうしても演技や演出との境目を意識せざるを得ない。でも1か月禁欲して性欲たまって解放したい、と女の子に表現されると男性の性欲のイメージに引き寄せて自然に解釈できる、そういう効果があるのではないかと思っています。

出会いと何気ない一言の伏線。すでにここから始まっています

そんなこんなで期待感でウキウキのもえちゃんに監督は「散歩しながらでも行きます?」と投げかけます。すると「すぐバッていく感じじゃないんですか」ともえちゃんが戸惑います。さらに「逆にすぐバッと行きたい感じですか」と畳みかけられて「いやちょっとね」とさらに戸惑います。

結局はさっそく車で行きましょう、ということになりますが「あれ?思ってた感じと違うの?」という雰囲気が一瞬出るのがポイント。どうももえちゃんの思う通りにはいかなそうなのかなというフラグがここでほんのりと立っています。

さりげない「言うことを聞く」ルール

リラックスした様子で進む車内での会話。ここで、もえちゃんの口から1か月間の禁欲をしてきたことが明かされます。「旅館に着いたら好きなだけエッチをしてもらおうと思っています」と言われ、やる気満々ノリノリの笑顔がかわいいです。

しかしここでまた監督がひとこと。現場の温泉旅館は、完全貸し切りではなくほかのお客さんもいることが告げられます。禁欲を開放して思いっきり、というシチュエーションを想像していたであろうもえちゃんにちょっとした緊張感がもたらされます。

さらに畳みかけるように「僕とAV男優さんのいうことは聞いてくださいね」とお願いされます。もえちゃんは「絶対!」とニッコニコの笑顔でOKするのですが、一方で「そういういい方されると怖い。嫌な予感しかしない」と不安も明かします。

もえちゃんの予感通りこれが後々の大事なキーポイントになります。なぜならまじめで律儀で職人肌のもえちゃんは設定はしっかりと守って表現するからです。

車内で 恥じらいがたまりません

撮影場所につくとそのまま車内でM字開脚してパンツを見せてとお願いされます。恥じらいかたがとてもかわいらしいです。

ここで監督は、もう始まっているので僕の言うことを必ず聞いてもらうというルールです、と通告します。やはり律儀なもえちゃん、「ずるい」といいながら「はい」と承諾します。困ったように恥じらいながらもぐっとM字になる表情と仕草がとても色気があります。

ちなみに「なんか電車ってエッチな気分になる」「この人どんなエッチするんだろうなとかおもうじゃないですか」という驚きの告白。想像してかなり興奮しました。

部屋のテーブルで 次第に入るスイッチ

ようやく部屋に入って少しほっとする間もなくテーブルの上で再びM字開脚を求められます。恥ずかしがるもえちゃんのパンツは広範囲にしっかりと濡れています。ムラムラの可視化。興奮が高まります。股間を見せながら自らいじり始めるもえちゃん。耐えきれずに少しずつしかしねっとりとまさぐり始めるのが次第にスイッチが入っていく感じで良いです。

「マンコと乳首見せてください」という監督。言うことを聞きながらも「なんかそいうわれるといやなんだよなあ」「なんか露骨で」とかわいく文句をいうもえちゃん。

とてもセクシーなスタイルと仕草と表情をしっかりと見せつつも、この言葉。女優として風格すら漂わせながらもなお恥じらいを忘れない、もえちゃんの魅力の真骨頂です。

少しあらがうもえちゃんですが、監督は「でもしたいんですよね」と言って言うことを聞かせます。もえちゃんも困った顔をしながら従っていきます。

柔らかな突き放しがもたらすもの

ここまで来てはっきりとわかるこの作品の特色が、制作側の立ち位置です。

物腰はもちろん柔らかで、何をしてもらうにもお願いベースです。この語り口がムラムラが高まってややテンションが高いもえちゃんとは対照的にとてもクールな印象。距離感と温度差を作っています。この段差が、もえちゃんの性欲の溜まり具合を際立たせる効果を持っています。

そして、それを感じ取ってるもえちゃんがなんとなく恥ずかしい気持ちになっている様子が見て取れるのがより一層、淫らに見せます。性欲が高まった女性の表現を極端なエロに振るのではなく、周りの温度を下げることで強調するやり方はとても上手なやり方だなと思いました。

男優さん登場にもえちゃんは

このさなかに突然男優さんが登場。もえちゃんがパッと笑顔になり、男優さんに絡んでいきます。「顔とろっとろですね」と言われるのも構わず、裸でにじり寄っていきます。「多分洗わなくても大丈夫なタイプですよね」「お願いお願い」「セックスしよう」と笑顔でグイグイとおねだりします。

かわいいおねだりに潜む服従

焦らされに焦らされているもえちゃんが緩い雰囲気の中笑顔でかわいくお願いするシーンです。しかし、ディレクターも男優さんも「いやいや早いですよ」という感じでそれには正面から応じません。なおさら、もえちゃんはおねだりを繰り返します。そのやりとりは決して淫靡な感じではなくむしろ楽しげ。ロケもののバラエティの一場面のようです。

しかし、これを繰り返すうちに、おねだりするもえちゃんとおあずけする男たちという関係性が浮かび上がってきます。もえちゃんは禁欲していてはやくやりたいという状況に置かれているので必然的にお願いする立場です。そうするとここに上下の関係が生まれ始めます。

エグさをあまつか流にコーティング

そういう視点で見てみると、「かわいいおねだり」が「淫語交じりの懇願」に感じられてきてぐっと淫靡に見えてきます。

上目遣いの姿勢で絡みつき、「あわよくばすぐやりたい」といい、「男の人の香りがする」とかわいい声を出しながらにおいをかぎまくり「おねがい」と言いながらペニスにかぶりつきます。匂いしませんかと言われても「すごい汗の味がする」と嬉しそうにしゃぶります。ひざまずいて両手を挙げて乳首を触りながらしゃぶる姿がとてもエロいです。

見方によっては淫乱モードの女が淫語を口にしながらセックスを懇願するというエグめの流れ。でもそれを緩い雰囲気ともえちゃんの笑顔でコーティングして奥のほうの隠し味に抑えていることで独特の魅力が出ています。

エグい流れをもえちゃんにそのままやらせるという手もあったと思いますが、あくまでもえちゃんのキャラクターに合わせてアレンジしているところに巧みさと工夫を感じました。

要素全部盛り 温泉での絡み

浴場にやってきたもえちゃん。髪留めでアップした髪型がっても素敵です。しばし温泉を楽しむもえちゃんに「このまま帰りますか」と焦らし。「えー!エッチしたい」とお願いするもえちゃんがまたまたかわいいです。

ようやく男優さんが登場。ここからがvol1のヤマ場、絡みのシーンの始まり。ここまで示されてきた、この作品の要素がここに詰め込まれています。

キラキラの笑顔

さっそく笑顔でにじり寄り、乳首をなめ始めます。「ここからが本当の撮影開始」と告げられるとまたまたにっこり。

「いうことを聞く」ルールで上がるギア

しかしなおも男優さんは突き放します。なおも突き放す男優さんに詰め寄りますが、ここで男優さんが「なにしたいかもっといってみて」と少しづつスイッチを入れ始めます。「ちゃんといってくれたら」「もっといってくれないとだめ」と体をまさぐりながら焦らします。ずっと我慢していたうえに焦らされ続けたもえちゃんは素直に従っていきます。

淫語でおねだり

息を吹きかけられただけで感じまくり、たまらず「入れて」と何度もお願い。もてあそばれてる感じがたまりません。男優さんを座らせてペニスをしごきながら乳首をなめるもえちゃんがとても濡れた色気でエロティックです。

「したくてしたくてしょうがないんだ」という問いかけにもとろんとした顔で素直にうなずきます。さらに「セックスしてくださいっていって」とギアを上げる男優さん。キスされながら「セックスしてください」「おまんこさわって」とおねだりします。

言われるままに淫らなポーズ

じらしながら淫らなポーズを要求する男優さん。両手を挙げて後ろ手に組まされ脇が前回になるの姿はもえちゃんの鉄板。このポーズのまま乳首を攻められるのがそそります。さらに「恥ずかしい恰好でおねだりして」と要求され、足を開いてガニ股のようにさせられ、再び両手をあげて脇全開ポーズに。この後ボディーソープで体を洗われて、悶えます。もう一度ガニ股になって触ってというもえちゃんがめちゃめちゃエロいです。

こうなるともう男優さんのいうままになります。お尻を突き出せといわれてその通りにするもえちゃん。勝手に股間をいじりはじめ、「はやくおまんこにおちんちんいれて」とお願いします。それには構わず、シャワーを浴びせる男優さん。シャワーに向けて股間を突き出すもえちゃんの姿がたまりません。

股の開きかた、股間の突き出し方、いずれもいつものもえちゃんより、ちょっと露骨な感じが新鮮です。これも普段の演技との「温度差・段差」で作ったエロさだと思います。

おねだりから懇願へ

すっかり発情しきったもえちゃん。指を入れられ、「おまんこでイかせて」「指でイかせて」と口にします。望み通り、指でかき回される姿がとても気持ちよさそうです。

ここからはおねだりというよりも懇願へ。「そのちんちんいれて。おちんちんいれて」「いれていい?もういれていい?」「もっとしてください。いれてください 」。ドライブがかかりはじめたもえちゃんの淫らさのオーラが増してくる瞬間がとても好きです。

セックスする喜び全開

ようやく挿入までたどり着いたもえちゃん。本当に気持ちよさそうにしてます。気持ちいいと何度もいいながらイク姿に、よかったねえ、という気持ちにさえなります。

特に騎乗位で滅茶苦茶うれしそうに腰を振るする姿は、セックスをする喜びを全身で表現しているようで、爽快感すら感じます。フィニッシュ後も「もっとちょうだい」といつにもましてがっつり目のお掃除。ザーメンをふくみながら笑顔でもっといっぱいしたいという姿は、なおもとってもかわいくて惚れ惚れします。

あまつか流「温泉でいいなり」の魅力

性欲の塊でやってくるなりパンツを濡らしてセックスしたいという淫乱女がやってきた男優に即尺したり、言われるままにみだらなポーズをとったり、淫語を口にして挿入を懇願して、焦らされた挙句にようやく挿入してもらって喜びに震えながらイキまくる。

作品上のエロの要素だけを拾ってつなげていくとこんなふうにも表現できてしまいます。にもかかわらず、もえちゃんの笑顔とふんわりしたキャラクターの影響でとても和やかで楽しい雰囲気に仕上がっていてある種の緩ささえ感じます。

「温泉旅行でいいなり」という定番の設定を天使もえという強い個性で解釈するとこうなります、という提示とも言え、女優の個性を大事にいかすというFALENOに入ってからの路線にぴったりあった作品と言えます。

じっくりとひきだすエロスに注目

この作品ではもえちゃんの性欲のたまり具合を少しずつ明らかにして、もとめる絡みまでじっくりと焦らしていきます。フェラシーンは挟むものの、なかなか絡みまではいきません。

この焦らされるもえちゃんの表情や行動も見どころなのですが、この焦らしによってみているほうも、もえちゃんの焦らされと同じ気持ちになる効果を引き出しています。

ファン的には「早くセックスさせてあげて!笑」となりますし、一般ユーザーなら「早く絡み見せて!」になるかもしれません。しかし、この焦らしを共有することで、絡みの見え方と感じ方が全く変わってくるので、ぜひ、飛ばさずに見て、もえちゃんと同じようにじりじりと焦らされてほしいと思います。

男の思惑と女の思惑と

ドキュメント風の作品だけに、制作側ともえちゃん、それぞれの思惑、というようなことにも思いを馳せました。表の「演出」で動かしながらもえちゃんに裏のテーマを表現してもらって淫らな姿を見せるというのが制作側のプランと推測されるのですが、もえちゃんはそれにしっかり乗ってプラン通りのふるまいを見せてくれます。

しかし、セックスが好きと公言するもえちゃんが1か月も禁欲しているわけです。もえちゃんには思いっきりセックスしたいという動機があります。そう考えると、制作側のプランに乗せられていいなりにさせられたようで、きっちりと自分の欲望を満たしているといえます。

お互いの思惑が絡み合いながら、お互いが欲しいものを手に入れていく感じは画面から何とも言えない充実感を感じました。

シンプルな構成に重層的な味わい 何度も楽しめます

焦らしていうことを聞かせる注目すれば調教もの、はやくセックスしたいもえちゃんの淫語とがっつきに注目すれば痴女もの、焦らしとおねだりの過程のわちゃわちゃわちゃに注目すれば、カップルのいちゃラブものとしてみることができます。

光の当て方を変えて何度も楽しむもよし、複数の要素を一気に楽しむもよし。シンプルなようでとても重層的な作品だと感じました。

後半にも期待大!

前半の終盤は次の男優さん待ってます、という言葉に笑顔。次に移動するために浴衣を着るよう促されますが「パンツいる?はかなくてもいい?すぐするのに」という言葉。最後にはバイブを入れられパンツをはかされます。このまま外へと歩き出すもえちゃん。後半どうなってしまうのか、とても期待が膨らむ最後でした。

コメント

  1. のんきなじいじ より:

    いつも素晴らしいレビュー、ありがとうございます!✨

    ストーリーの詳細な解説、合間にあるじろさんの導き出した答え。特にじろさんが導き出した答えの部分は、なるほど!そういう見方があったのか! や そうそう、そうだよな! と共感できる部分があり最後までじっくり楽しく読むことができました!

    私なんかが言うのもなんですが、今回の作品は是非「頑張って」最初から最後まで通しでじっくり楽しんでもらえるとすごく良さが増す作品だと思います!(ただ、そうするには今回のもえちゃんはかなり強敵ですけどね✨)
    好きなシーンを楽しむのも良いと思いますが、続けて観ることでたまらない位のドキドキ感が味わえると感じました✨

    以上、長々とスミマセン⤵️!
    次回のレビューも楽しみにしてます!

    ~140文字から溢れた言葉で存分に楽しませて頂いている者より~

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