【最高にかわいいけどヤバい子に翻弄されたい!】
何を考えているのか全くわからないけどとにかくセックスが大好きなことだけはわかる、クールでキュートでエロティックでちょっとサイコパスなもえちゃんが最高です。こいつはヤバいと思えば思うほどかえって振り回されることにゾクゾクしてしまう。いじめられたいけど優しい痴女に甘々に攻めてほしい。そんなわがままでめんどくさい方向のM属性をお持ちの方に特に特に特におすすめです。
2泊3日でやってきた嫁の妹もえちゃんに彼氏と別れてさみしいからと誘惑された「たけしさん」が計11発抜かれてしまうというシンプルなストーリー。クールなのにエロい巧みな言葉遣いと甘えるような仕草の「アメとムチ」を駆使して男をセックスの沼にするすると引き込んでしまう姿はお見事と言うしかありません。11発それぞれにみどころがちりばめられ、ドラマパートも淡々と進行する中にニヤリと笑えるところがあって、全体を通じて気持ちよく見ることができます。
【おすすめ1:キャラの魅力が詰まった1発目】
突然やってきたもえちゃん。たけしと普通に会話を始めますが、そのままのテンションで姉との夜の営みについて距離を詰めながら聞きます。動揺するたけしが何か飲み物をと逸らそうとすると「たけしさんのザーメンが飲みたい!」と、これも普通の会話のテンションで入れ込んできます。
淫らなことを淫らに、エグいことをエグく言われると、人はそれなりに対応できるものですが、かわいい子に普通の会話のように言われると、見えてるものと話されたトーンと言葉の内容の落差に脳が混乱を起こします。気が弱そうなたけしはその混乱を突かれてメンタルと行動を侵食されていきます。序盤のこのパートではこの作品でのもえちゃんのキャラを味わうためにも、たけしを引きずり込んでいく台詞回しを楽しんで欲しいです。
【これが本当の意味での言葉攻め】
その台詞回し、もえちゃんは言葉のトーンを使い分け追い込んでいきます。
【冷静にかわいく淫語系】
前述の展開のほか「たけしさんのザーメンがいい」「妹のおまんこにおちんぽ入れちゃうこと誰にも言わないっ」
【圧で詰めて同意させていく系】
「いやいやいいながらおちんぽこんなんなっちゃってるじゃないですか」「ずっと一人の女の人抱いてたら飽きちゃうでしょ?たまには別のおまんこにぶち込みたいと思ってるんでしょ」「じゃあこのままでいいの?」
【甘く囁いて誘惑系】
「たけしさんのおちんぽのこと思い出してきちゃったの」「したくない?(目を見つめて)私としたくない?(恋人繋ぎで)」「言わないから・・・チューして?」「たけしさんに発情してるおまんこどうなってますか?」
【子どもをあやすように優しく系】
「かわいい」「私の発情おまんこおいちい?」「ごろんとして?」
これらの微妙にニュアンスが異なるトーンの言葉を相手の反応を見ながらランダムに自在に繰り出していくことで、相手の行動にあわせて反応するタイプのコミュニケーションを取るたけしに定まった立ち位置を与えず、主導権を握りコントロールしていきます。こうしたある種理詰めの会話で攻められながら、かわいい子にひたすら性感帯を刺激され続けるわけで、もうなんかよくわかんないけど流されてしまえという気持ちになってもしかたがないというか抗えないでしょう。
【名言と新しい切り口と】
「知らないの?ゴムつけてたら浮気じゃないんだよ」と名言を発してたけしにコンドームをつけさせるもえちゃん。この手の作品の設定だと流れで生でするっと入れるとか生でしようと誘惑するのが定番ですが、男にゴムをみずからつけさせることで、浮気セックスへの同意感が高まるのは面白い効果でした。これは想像ですが、日常でセックスするならもちろんゴムつけるでしょ、という啓蒙的メッセージの試みにも見えて興味深かったです。
【際立っていくサイコパスな彼女】
さらにもえちゃんの淫らなサイコパスぶりがさらに際立っていくのは30分30秒過ぎから。おねえちゃんとどっちが気持ちいいという定番の煽り。何度もたけしに迫ります。しかしここからがひと味違います。たけしがどんどん気持ちよくなってきてるのを見て嬉しくなったのか、あんなに何度も答えを迫っていた質問をすっかり放り出して自分も我を忘れるようにセックスに没頭していきます。この気持ちよければなんでもいいっというノリに静かな狂気を感じます。絡みの最後、ザーメンを口に含みながら普通に会話するのもめちゃくちゃエロいですがヤバいです。さらに褒めて愛でるのはのはあくまでたけしのチンポ。たけしに対する恋愛感情めいたものは一切ありません。このあたりのキャラ造形が行き届いているのがとても良いです。
【次のおすすめまでポイントをテンポ良く】
1発目の後のドラマパート。かわいく「パスタより美味しいものがたべたいなあ」「たけしさんのチンポ」って言い放つ表情がかわいい。いつのまにか奪い取った結婚指輪を楽しそうに人質にするのもかわいいけどやっぱり怖いです。
2発目のフェラシーン、表情とやりとりがかわいい。
3発目お風呂のシーン。アップした髪がいい。位置関係上、大半のシーンが上目使いで進行。これがグッときます。
4発目はトイレに起きたたけしをフェラ抜き。Tシャツとショーパンというシンプルな姿でかえってスタイルの良さが際立ちます。私の口におしっこ出してというドキッとする台詞からの舌上発射。正直つなぎの位置づけかなと思っていただけにサービス精神が嬉しいです。
2日目朝の5発目。キッチンとエプロンというシチュエーションですが「エッチ大好きな若い人妻」という役もかなりいけるなあ、などと思いました。
声が出ないように口を押えさせておいて「無理やりされてるみたいで興奮する」というシーンに興奮。嫁さんがソファーで仕事している正面うちの肩越しにキッチンのプレイしてる視点が挟み込まれるのがおもしろい。
6発目は机の下のフェラ。少し急ぎ足なのが残念ですがこれがないと。
【おすすめ2:ちょっと壊れた感じがそそります】
2番目のおすすめは7発目の夫婦の寝室でのシーン。たけしの枕に足を絡ませながら次第に興奮してきてオナニーをはじめるもえちゃん。遠目のカメラ、しかも服を着てるのにめちゃくちゃエロいです。なぜこれほどまでエロく感じるのか実は分析不能です。突然たけしの枕にまで発情しはじめる壊れっぷりがそそるのかもしれません。
相互オナニーになだれ込み、最後にふとともに発射されたザーメンを嫁さんの枕で拭きます。「洗っちゃだめだからね」といたずらっぽく言って笑顔でキスをねだるシーンは最高にかわいくて危なくてくるものがありました。
【おすすめ3:ねっとりと、そして静かに激しく】
3つ目のおすすめは8発目。嫁さんが隣で寝てる横での絡みです。
声のトーンを落としたプレイはやはりねっとりとした色気がでますね。
特に2時間4分過ぎからの嫁さんの体をまたぐように四つん這いになったバックは必見です。大きく腰をうねらせ痙攣しながら感じまくる姿が美しくも興奮します。いったんイったあと、こんどは自分から腰を打ち付けて快楽をむさぼり、さらにバックで突かれてもう一回イクまでは、このシーンのあとの「おねえちゃんが横にいるのにたけしさんのちんぽに夢中になっちゃった」という台詞通り。のめりこみ具合にこちらの没入感も増します。
【おすすめ4:痴女っ気とSっ気と狂気が加速する】
4つ目のおすすめは3日の朝の9発目。嫁さんは日曜だけど仕事と出かけます。ここでグッとSっ気が増すのがみどころ。「はやくちんぽ出して」「早く立たせて」と命令し、この期に及んで躊躇するたけしに「さっきからうるさい」「たけしさんは私のおまんこにおちんぽぶちこむことだけ考えてたらいいの」「わかった?わかったって聞いてんの」と強い圧で迫ります。
さらに「もえのまんこ気持ちいいって言って」と迫り、何度も言わせます。そしてキスしながら「私もたけしのちんぽ気持ちいい」とここで初めて呼び捨てします。これ、実際にされたら脳が死ぬやつです。このあたりのマインドコントロールっぷりがたまりません。このあともこの絡みでは「たけしもおっぱい好きでしょ?」と終始呼び捨て。終盤に来てのこの距離の詰め方は完全に落とされるパターンで、刺さりました。
【おすすめ5:セックスの納得感、プレイの説得力】
そろそろ嫁さんが帰ってくる段になって10発目のフェラ抜きを経てやっぱりセックスがしたくなったと臨む11発目の最後のセックスが最後、5つ目のおすすめです。
ここではプレイの興奮度もさることながら、作中のもえちゃんたけしのキャラ設定とプレイの流れの関係についてなるほどと思うところがありました。
ここまでの過程で、もえちゃんは激しくグリグリされるのが好きで乳首をかなり強くつままれ責められるのが特に好き。たけしは乳首がいちばん弱くてバックが好きと「セックスの好み」が一貫して設定されています。
なので、もえちゃんが「私がどうしてほしいかわかる?」と聞けばたけしは騎乗位でもえちゃんの乳首を激しく責めてでグリグリとしますし、もえちゃんは「たけしも乳首いじめられたいでしょ」とたけしの乳首を攻め、「次は何したい」ともえちゃんが聞けばたけしは「うしろから」と即答しもえちゃんは「ほんとそれ好きだね」と答える。いわば「納得感のあるセックス」。
単に演出の都合、ユーザーに飽きさせず見せるための体位の変化ではなく、絡みの流れに必然性が生まれているといえます。
このストーリー内でのふたりの積み重ねをセックスで表現するところに構成の巧みさを感じました。
【終盤のボーナストラック】
一方で、基本的にAV的なアクロバティックな体位がない中でこの最終盤の絡みでたけしの「ちんぐり返し」の体勢にもえちゃんが背面でつながるという「らしい」絡みが出現します。もえちゃんもノリノリで楽しそうに感じているし、引き締まった華奢でかわいらしい体のフォルムの美しさを存分に楽しめるので注目してほしいです。
そして、ここまでSっ気全開で来たもえちゃんが「わたしのことめちゃくちゃに犯して」と言い出し、「怒ってる?」「お仕置きして?」とおねだりします。ここにきてのM的な受け全開。確実に脳に来ました。ラストスパートまでの乱れっぷりはなまめかしいという言葉がぴったりです。
【余韻も楽しいストーリー】
ここまで最高潮に盛り上がっていながら、「満足したから帰る」「すっきりしたー」とあっさりしたもえちゃん。またしたくなったら遊びに来るねでさっさと退場します。このあたりの落差が最後までサイコな感じです。
もえちゃん退場後もちょっとニヤリとするシーンがあるのでぜひ終わりまでお楽しみください。
【盛りだくさんでも飽きないのは丁寧な作りこみ】
定番のテーマもしっかりキャラとストーリーを作りこんでいくと楽しめる余地がいくらでもあることを改めて認識しました。
11射精と盛りだくさんな内容ですが、それぞれに個性と見どころがあって飽きずに楽しめます。プレイもセリフも緩急が心地よく、うるさい感じ、忙しい感じがしないのが良いです。
カメラワークも個別のパーツのエロさよりも全体のシチュエーションを見せることを重視しているようにみえました。極端なカットの切り替えや接写などがなく、横で見守っている感覚で作品に集中することができました。
抜群の表現力のもえちゃんはもちろんのことですが、気が小さいけど気持ちいことに流されやすいたけし、バリバリ働くけどやさしく細かいことにはこだわらない嫁さんと、それぞれのキャラも丁寧に作ってあり、男優さん女優さんともに好演しています。とても全体の雰囲気がいいと思いました。ドラマパートも含めてぜひ3人の台詞や表情、やりとりに注目しながら見てほしいです。
【このキャラ、探求してほしいです!】
冷静に圧をかけて詰めていきつつセクシーに誘惑して相手をセックスに引きずり込んでいく、というのは近年のもえちゃんが磨きをかけているとっても魅力的なキャラ造形ですが、今回はそれにサイコパスっぽいスパイスを濃い目に加えたことで、さらに新しい道が開けたような印象です。
今回のようなぜったいダメだとわかっているけどこのヤバい魅力に抗えない、というのはツボなのでぜひこの路線も探求してほしいと思いました。
今回も進化した新たなもえちゃんの魅力に出会える秀作です。
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